よっちゃんについて

よっちゃんのわかめ奮闘記

よっちゃんについて
よっちゃんこと余傳吉恵(よでん よしえ)は、生まれも育ちも下津井。結婚を機に玉野市へ移住。倉敷市にて教員を35年勤めた後、一人暮らしの母の手伝いをする為、実家のある下津井へ通い始めました。そこで、気づいたんです。
「待てよ!このわかめは、日本中世界中どこにもないわかめだ!このわかめを復活させることで下津井を活気づけることができるかもしれない。」


漁師さんがいない。

でも、その時には下津井には、干しわかめを生産する漁師さんは1人しかいませんでした。そこで、昔のつてを頼り、向かいの島まで行くと、流れの速い下津井沖でわかめを採り、干場を島にして昔ながらの素干しわかめを作っている漁師さんを探し当てました。
その漁師さん達は、頼まれて個人に売る以外は安値で大手会社の組合に渡していました。私は、無鉄砲にも高値を言って、「品質のいいわかめを作ってください。それなら買い続けますから」と、頼みこみました。


在庫の山と過ごす日々

しかし、教員あがりのド素人が、知名度もないわかめをそうたやすく売れるわけがありません。朝市等へ持っていても、「えっ、下津井にわかめがあるん?家は、鳴門わかめがあるからいいわよ。」と。在庫でいっぱいの蔵の隅で途方に暮れ、ボーッとして仰向けに寝転がってた日を思い出します。もちろん、もうやめようか?もうやめようか?の日々でした。


ある時、高梁川流域の特産物展示会で

平成25年頃、高梁川流域の特産品を集めた展示会とフォーラムが倉敷市でありました。そこへお招きしたモノ・マガジン編集社の坪井一雄氏が段上で「私が感激したのは、吉又商店のわかめです。地域性があり、ぬめりがなく、自然の味を守っている。すばらしい。」と言われ、私は涙が出たのを覚えています。その後、東京の高級料亭、ホテルも紹介されましたが、所詮脇役のわかめ、一度きりの取引が続くわけがありません。その後、平成27年28年と、岡山県、倉敷市の支援を受け、首都圏へも展示会・商談会にも参加させていただきました。皆さん、「美味しいなあ!」とは、言うけど注文はゼロ。都会の方は、下津井がどこにあるのやら知らないんです。


そうだ!地元の方に食べてもらおう!

岡山県人で、美しい景観、歴史のある下津井を知らない人は、ほとんどいないと思います。しかし、下津井で美味しい海苔やわかめを生産してることを知らない方が多いことを実感しました。また、一般的なレシピ通りに戻して、煮て使うので「下津井わかめは、ベタベタしていやだ」と思っている方も多いことに気づきました。「この地域には、この地域の独特の食べ方があるんだ。それを発信しなければ!」と思い、ローカルに、あくまでローカルに と心に誓いました。


店先で実演販売

そこで、新わかめの出始めの1~2月頃、伊吹島のいりこと去年のわかめでだしを取り、新わかめのしゃぶしゃぶをして、お客に振舞いました。すると「だしがおいしい!このだしどうやってとったん?」と新物の生わかめも売れるけど、年越しわかめも煮干しと一緒に買って帰ってくださる方が多くなりました。わかめも昆布科ですから、昆布と同じく1年熟成させた方が、いいだしがとれるのです。しかも、昆布は、深い場所で育っていますし、肉厚なので時間をかけてだしをとる必要がありますが、下津井のわかめは、浅瀬で育ち、葉肉も薄いので、瞬時にだしをとることができます。早春のわかめ汁のおいしさが評判になりついには、商工会議所主催の産業ツアーまで来てくれるようになりました。美味しいものは、人を虜にします。おまけにマスコミにも取り上げられ今まで寒々としていた早春の下津井に俄然活気が出てきました。


一人じゃない、仲間がいる!

昨年度、鷲羽山・下津井まちづくり推進協議会内に下津井 Sea Village Project が地元有志により結成されました。下津井の産業、とりわけ漁業を中心に地域の未来を真剣に考え、活性化を目指す取り組みが開始されました。私は、その中で 魚食文化啓発活動協力と特産品開発の活動で期待されています。一人でできることは、限りがありますが、みんなで思いを共有して取り組めば大きな力になると信じています。事業実施主体「下津井 Sea Village Project 」には地元下津井に熱い思いをよせる18の企業・個人から成り立っています。私もそのうちの一人です。これから下津井は、平成30年、31年~下津井は、大きく動き始めます。微力ながらより私も魅力的なまちづくりのお役に立ちたいと願っています。


頑張っている漁師さんの応援をしたい!

かつて、下津井には、たくさんの漁師さんがいて魚を中心に町が活気にあふれていました。漁獲量の激減とともに船を捨て、家を捨てて町へ出ていく若者が多く、人口は今でも減り続けています。その中でも、数は少ないけど今も頑張っている漁師さんがいるんです。若い漁師さんは、たいてい魚と海苔またはわかめの生産をしています。魚の少ない冬~早春の時期は、海苔・わかめは冬の重要な収入源です。漁師さん達は、みんなちょっとでもいい海苔を作ろう、わかめを作ろうと刻々と変わる自然条件の中、真冬の海で試行錯誤しながら仕事に励んでいます。私も実際に漁師さんと親しくなるまでそんな苦労は、考えたこともありませんでした。海の恵みをいただけるのもこの漁師さんの苦労があってのこと、よし!私は、漁師さんの苦労や努力を伝える人になろう!今、漁師さん達は、私の大切なパートナーです。海のこと、魚のこと、海藻のこと、子どもたちに、お客さんに、全国の皆さんに熱く語っている毎日です。

よっちゃんの活動

 

よっちゃんの芸能活動
学校のイベントや地元のお祭りで、お得意の芸を披露しています。学校勤務時代は、ボランティアで様々なイベントや施設へ行かせていただいておりましたが、今は、ボランティアとしてはやっておりません。下津井の港や海の移ろいを歌にした口上や手品・笑いも取り入れて、時間が許せば、乾物販売とセットにした出張芸能活動をしております。お客さんや地域の皆様に下津井の歴史や文化・下津井の味を楽しく味わっていただきありがたく感謝しています。

メディアでも数多くご紹介いただきました