10. まだかな橋

まだかな橋よっちゃん先生いる吉又商店のすぐ隣に「まだかな橋跡」という石碑があります。

昔、中波止という陸から離れた波止場があり、そこに渡る木造の橋があった場所です。

商港として盛んだった頃、下津井には大きな色街があり、数多くの女性が働いていました。船が着いたら船頭衆に「まだ上がらんかな」と呼びかけた橋でした。これが「まだかな橋」の由来になります。

船乗りたちがは航海の疲れを港で癒して、次の目的地に向け出港しました。

一方、芸妓衆の暮らしは過酷であったようで、逃亡するか近くの潮の流れの早い場所に身を投げる人も少なくなかったようです。

北前船の衰退とともにいつしか女性たちはいなくなり、今では橋の周囲も埋め立てられ景色が変わりました(高知のはりまや橋を思い起こします)。

今は石碑の隣には倉敷市による「下津井町並み保存地区」の案内板があります。