17.下津井節 3

さて、下津井節は北前船で栄えた下津井の港の歴史を今に伝えるとはこれまで書いた通りです。

ところが、他の土地にはこの下津井節の別バージョンとも言えるそっくりな民謡があるようです。

下津井出身の郷土史家 故角田直一氏は、その著書「北前船と下津井港」の中で、北前船による交易で下津井と山陰地方は密接な関係にあったいいます。

その一例として現在の島根県益田市に伝わる「石見船唄」が下津井節に酷似しているそうです。
どんな民謡でしょうか。

まず我らが下津井節をもう一度おさらいしましょう。 https://youtu.be/nFJg7OpkKG4

 


酷似するという「石見船唄」がこれ。

比べてみてください。

どうですか? 似てましたか?

 

確かに似ていますよね。
 
 

特に「とこはいとのえー」(歌詞もほぼ同じ⁉︎)から始まる終盤部分。

下津井が四国との南北往来とともに、江戸期以来の日本海(もしくは北日本)と瀬戸内海を繋ぐ北前船交易にしっかりと組み込まれていたことを今に伝える音楽たちです。